5月第5週 5月30日(月)〜6月3日(金)
11:00〜11:27
2016年5月

NHKラジオ第一「すっぴん!」ミュージック・スクラップ
2016年5月31日~6月3日

大友良英のJAMJAMラジオ
2016年5月27日

ポール・ニールセン・ラヴ+大友良英 DUOツアー : パドヴァ
2016年5月22日
Cinema Torresino(パドヴァ)
5月21日 トットてれび 第四回 ニューヨークニューヨーク 音楽参加メンバー
2016年5月22日
半月にわたるアメリカ滞在のあとは、ベオグラード、モスクワ、オスロと旅をして、今はバルセロナに向け移動中。え?なに遊んでるんだって? 観光してる場合かって? いえいえ、そんな優雅なもんじゃないっす。ニューヨークのあとは、連日移動のコンサートツアー。観光どころか、コンサート会場とホテル以外は移動の車か機内。おまけにホテルに戻るのはギグが終わった深夜。毎日ホテルに戻って考えることといえば、バスルームで洗濯したその日の服を、出発までの間にどやって乾かすか。でもって、数時間後の早朝に再びホテルをチェックアウトして、車で空港に向かい、ひたすら機内で睡眠の過酷なツアーであります。そのいつもなら熟睡するはずの機内で、今日は日本の放送時間にあわせてNHKから送られて来た「トットてれび」第4回を見ております。
夢のような昭和三十年代が終わり、時代は昭和四十年代。世は高度成長期。画面でも路上の音楽家の姿が消えます。第一回から三回まで、路上にバンドマン達が何人もいたの気付いていただけましたでしょうか。これ、わたしのビッグバンドのメンバー達やテニスコーツのギタリスト植野くんなんかが、早朝から深夜まで、実際に劇伴を演奏しながら撮影につきあってくれてたんです。
こう書くと、高度成長期以前は新橋の路上にミュージシャンがいたのかって疑問でてきそうですよね。それがですね、意外や意外、戦後間もなく、新橋の路上には、米軍基地で演奏の仕事を待つバンドマン達があふれていたそうなんです。携帯どころか電話すらろくになかった時代、バンドマンたちは仕事を求めて新橋界隈に集まり、ここにこるバンドマンを集めて米軍基地のクラブに紹介するインペグ屋(マネージャーのような人っていったらいいのかな)を待ってたんだそうです。基地から車でやってきて、「はい、トランペットにサックス、ベース、ドラムにピアノ~~」なんて言いながらその場で集めたメンバーでバンドを組んで基地で演奏、中にはベースの人数が足りなくて、ベースだけ持って、弾いてるふりしてればいいやなんていう「たちんぼ」と呼ばれる人までいたそうで、さすがに、こんな世界はオレは知りませんが、でも、音楽の世界に足を踏み入れたころの先輩達から聞いたウソのような本当の話なんです。そんなバンドの中から戦後の一大ジャズブームが起こり、クレージーキャッツが生まれたり、後々はそんな中から前衛ジャズをやる、僕らの大先輩達が出て来たわけで、そう考えると、まあうっすらだけど僕らが今いる世界にもちゃんと繋がってるなって思うわけです。
徹子さんがニューヨークに行ったのは1970年代。今現在のニューヨークは治安も極めて良好。マンハッタンには金色に輝くピカピカの張りぼてのようなトランプタワーなんかがいくつも建っていて、街中は中国や東欧のお金持ち観光客であふれかえってますが、当時のニューヨークはずいぶん雰囲気も違っていたと思います。わたしが行き出した80年代後半、90年代初頭でさえも、治安は相当悪かったですから。
トットちゃん、いったいどんなニューヨーク暮らしをしていたんでしょうか。当時の有名な写真をネットでひろったので、下に貼付けておきますね。それにしても、年上の方にこんなこと言うの、失礼とはおもいつつ、でも、めっちゃ可愛いなあ。まわりにいた人は、きっとみんな彼女を好きになっちゃうんだろうなあというのが分かる写真です。ドラマでの満島さんは、この徹子さんのチャーミングな雰囲気、凄く丁寧に、大切につかんでいるように思います。
今回、ラストに出てくるのは、徹子さんのニューヨーク時代にちなんで「ニューヨーク、ニューヨーク」(実際にこの曲がヒットしたのは、徹子さんがいた時代の少し後です)。ミュージカル仕立てでこの曲をやろうってアイディアは満島ひかりさんからでした。オーケストラのアレンジは江藤直子さん。すごくいいアレンジだと思います。今回彼女は、劇伴の方でも何曲か担当してくれています。そして一緒に踊って歌ているチャップリン役は、満島さんの幼なじみでもある三浦大知さんでした。
第三回 劇中の音楽
「ニューヨーク、ニューヨーク」
作曲 John Kander 作詞 Fred Ebb
編曲 江藤直子
歌 満島ひかり 三浦大知
演奏
江藤直子(p,セレスタ) 堀米綾(harp) 斉藤寛(fl) 井上梨江(cl) 鈴木広志(sax) 東凉太(sax) 織田祐亮(tp) 佐々木大輔(tp) 今込治(tb) 木村仁哉(tuba) 水谷浩章(b) 芳垣安洋(ds)
ストリングス:金原ストリングス
指揮 大友良英
演奏録音、NHK506スタジオ
「はてな劇場」のテーマ曲
オリジナル音源より
作曲 齋藤英美
「繭子ひとり」のテーマ曲
オリジナル音源より
作曲 柳澤剛
「徹子の部屋」テーマ曲
オリジナル音源より
作曲 いずみたく
劇伴
作曲,プロデュース Sachiko M、江藤直子、大友良英
編曲 大友良英スペシャルビッグバンド
ストリングス編曲 江藤直子
ストリングス指揮 佐々木次彦
劇伴演奏
大友良英(g) 江藤直子(p,セレスタ) 堀米綾(harp) 中山正瑠(oboe)斉藤寛(fl, picc) 井上梨江(cl, bcl) 鈴木広志(sax,b-cl, rec,harm) 江川良子(sax) 東凉太(sax) 佐藤秀徳(tp,flh) 織田祐亮(tp)今込治(tb) 青木タイセイ(tb)木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc,org,toy piano) 坪口昌恭(org) 水谷浩章(b) かわいしのぶ(b) 芳垣安洋(ds、perc) 小林武文(ds,perc) 上原なな江(mar, per) 相川瞳(per)
コーラス:サンズリバーズ(高瀬”Makoring”麻里子、飯田希和、加藤圭子)
ストリングス:金原ストリングス
筑波大付属小学校のみなさん
音響デザイン 柴田なつみ
録音 NHK506スタジオ 2016年3月15,17,28日 4月26日
ミックス NHK604スタジオ 2016年4月4日~4月28日
エンジニア 高橋清孝 中井レイ
アシスタントエンジニア 森山芳晴
制作 佐々木次彦(ムスタッシュ)
いくつか訂正です。
第4話の音響デザインは柴田なつみさん。
それから路上ミュージシャンが消えたと書きましたが、実は一カ所だけ、テニスコーツの植野隆司さんが出てます。
それと、ニューヨークニューヨークの参加メンバー、わたしも指揮で参加してました。自分自身をかきわすれておりました〜。

ポール・ニールセン・ラヴ+大友良英 DUOツアー : バルセロナ
2016年5月21日
L’Auditori(バルセロナ)

NHK土曜ドラマ「トットてれび」
2016年5月21日
4月30日(土)放送スタート 全7回 NHK総合 毎週土曜 20:15〜20:43
【出演】満島ひかり、中村獅童、ミムラ、濱田岳、安田成美、大森南朋、武田鉄矢、吉田栄作、岸本加世子、吉田鋼太郎 ほか
【ナレーション】小泉今日子
【脚本】中園ミホ
【音楽】大友良英、Sachiko M、江藤直子、大友良英スペシャルビッグバンド
【演出】井上剛 他

ポール・ニールセン・ラヴ+大友良英 DUOツアー : オスロ(ONLY CONNECT FESTIVAL OF SOUND 2016)
2016年5月20日
Sentralen(オスロ)

大友良英のJAMJAMラジオ
2016年5月20日

ポール・ニールセン・ラヴ+大友良英 DUOツアー : モスクワ
2016年5月19日
Cultural Centre DOM(モスクワ)

ポール・ニールセン・ラヴ+大友良英 DUOツアー : ベオグラード
2016年5月18日
詳細後日更新(ベオグラード)
5月14日 トットてれび 第三回 夢にまで見た「スーダラ節」 音楽参加メンバー
2016年5月14日
今回もニューヨークで「トットてれび」見てます。夢にまで見た「スーダラ節」です。本当に、人生史上最高に好きな曲と言っても過言ではなく、クレイジーキャッツと「スーダラ節」をやれたらもう死んでもいいってくらい、そのくらい思い入れの強い曲です。おまけに大好きだった坂本九ちゃんまで共演、もう、オレ、この撮影のときには、感無量で・・・。
子どもの頃、それこそこの番組の舞台だった昭和三十年代、週末になると毎週のように横浜は杉田にあった母方の実家に遊びにいってました。ここが、なんというか、劇中の中華飯店みたいな感じで、親戚だけじゃなく近所の人もあつまってきて週末になると飲めや歌えやの宴会なんです。大人達がそうやって楽しくやってる姿が大好きで、わたしの原風景と言ってもいいくらいです。自分がこうして音楽家になったのも、多分、あの毎週末の宴会があったからだと本当に思ってるくらい。
まだ幼稚園にあがる前のわたしも、調子に乗って「スーダラ節」で踊りまくり、九ちゃんの曲を歌いまくってました。そういえば、3歳くらいのオレが、杉田の宴会で「スーダラ節」を踊っていた8mmフィルムが昔あったんだけど、今はどこにいっちゃたかな。出てこないかな。もう、実際にそんな世界があったのかてくらい、遠い遠いはるか夢の彼方の出来事になってしまいましたが、でもかつて、本当にこんな風にみなで歌い踊りながらテレビを見ていた時代があったんです。テレビが本当に「祭り」だった時代があったんです。その時代に戻ってほしいとは思っていませんが、でも、震災後、わたしはいつもこの「祭り」のこと、そして「テレビ」というメディアのことを考えてしまいます。
スーダラ節の撮影は横浜の緑山スタジオで行われました。アレンジをする際に、萩原哲晶さんのオリジナルに極めて近い譜面を所有していたスタディストで音楽家の岸野雄一さんにも協力してもらい、今回はなるべくオリジナルに近いアレンジで、実際に撮影時に、またもや我がままを言って生演奏させてもらいました。(生演奏での撮影がどれだけ大変かは第一回のことを書いたブログでも書いたとおりです)だから、今回も、当てブリや口パクではありません。
なんというか、映像だけみていると生なのかどうか、分かりにくいと思いますが、でも掛け値なし本物の生演奏でした。これ、伝わってるかなあ。少しでも伝わればいいけど・・・。
オリジナルの編成よりは小さい編成でしたが、でも我ながら相当近い雰囲気がでていたんじゃないかって思っています。でも唯一、大きく再現できなかったのがイントロの電気楽器の音です。こう書くと、ん? 電気楽器なんて出てくるか? って言われそうです。でも、実はイントロのメインのメロディを担当するちょっとすっとぼけたオーボエかファゴットのように聴こえる木管楽器の音色、これ、前々から生楽器に聴こえなくて、きっと自分の知らないなにかオルガン系の電気楽器なんじゃないかと睨んでいたんですが、いろいろと調べてみると(というかTwitterで問いかけてみたところ、多くの意見がよせられて判明したのですが)、これ、今はもうほぼ現存していないクラヴィオリンという鍵盤電気楽器でした。当時の歌謡曲や映画の劇伴にはずいぶん使われていたそうで、確かに、そう思って探してみると、オルガンだとばっかり思っていたものの中に、このクラヴィオリンなる楽器で演奏されていたものが結構あったりします。
伊福部昭公式ホームページ(暫定版)電波楽器クラヴィオリン
子どもの頃はそんなことと考えずに、歌って踊ってましたが、実際自分たちで演奏しようという段になって、いろいろこれまで見えてなかったものが見えて来たり、聴こえてきたりして、本当に面白かったなあ。またこんなことやりたいなあ~、井上さ~~ん。
劇中のドラマ「若い季節」のテーマ曲と劇伴は前回のブログで書いたとおり映像や劇伴は現存してなく、なので、当時実際に曲を書いていた作曲家の桜井順さんに、今回の番組のために、当時の台本をもとに、なるべくオリジナルに近いものを思い出してもらい、アレンジも含め書き起こしてもらいました。それを僕らで演奏したものが、今回使われてます。その譜面は、本当に読みやすい手書きの譜面で、実際演奏していて、当時の音楽が,自分たちの手で解凍されていくような感じで、本当に涙が出る思いでした。こういう音楽を聴いて僕らは育ちました。桜井さん、心より感謝致します。本当に本当にありがとうございました。(どなたか桜井さんにこのことを伝えられる方がいましたら、ぜひ、感謝の気持ちを伝えてください)
ということで、今回も演奏参加のメンバーを記しますね。
第三回 劇中音楽の生演奏参加者
スーダラ節
作曲 萩原哲晶 作詞 青島幸男
オリジナル ハナ肇とクレージーキャッツ 1961年8月20日リリース
歌 トットてれびオールスターズ
演奏
大友良英(el-g) 植野隆司(ac-g) 江藤直子(p) 斉藤寛(fl) 井上梨江(cl) 鈴木広志(sax) 江川良子(sax) 東凉太(sax) 織田祐亮(tp) 松本治(tb) 木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc) かわいしのぶ(b) 芳垣安洋(ds) 上原なな江(per) Sachiko M(perc)
楽器協力 GOK SOUND
譜面協力 岸野雄一
「夢であいましょう」の中の「上を向いて歩こう」
作曲 中村八大、作詞 永六輔
歌 錦戸亮
演奏
大友良英(ac-g) 江藤直子(p) 斉藤寛(fl) 井上梨江(cl) 鈴木広志(sax) 江川良子(sax) 佐藤秀徳(tp) 今込治(tb) 木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc,toy-p) かわいしのぶ(b) 小林武文(ds,perc) 相川瞳(perc)上原なな江(marimba,perc) Sachiko M(perc)
「夢であいましょう」のテーマ曲
これは坂本スミ子さんがうたうオリジナル音源です。
作曲は中村八大、作詞は永六輔です。
「若い季節」の音楽
作曲 桜井順 作詞 永六輔
歌 elfin’(スパークス役)
演奏 大友良英(el-g) 江藤直子(p) 斉藤寛(fl, picc) 井上梨江(cl, bcl) 鈴木広志(sax,b-cl,) 江川良子(sax) 東凉太(sax) 織田祐亮(tp) 今込治(tb) 木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc) 水谷浩章(b) 芳垣安洋(ds) 小林武文(ds,perc) 上原なな江(marimba)
路上音楽家
植野隆司(ac-g) 佐藤秀徳(tp) 大口俊輔(acc)
(すご~~く分かりにくいですけど、3人とも映ってます)
劇伴
作曲,プロデュース Sachiko M、江藤直子、大友良英
編曲 大友良英スペシャルビッグバンド
ストリングス編曲 江藤直子
ストリングス指揮 佐々木次彦
劇伴演奏
大友良英(g) 江藤直子(p,key) 堀米綾(harp) 斉藤寛(fl, picc) 井上梨江(cl, bcl) 鈴木広志(sax,b-cl, rec,harm) 江川良子(sax) 東凉太(sax) 佐藤秀徳(tp,flh) 織田祐亮(tp)今込治(tb) 青木タイセイ(tb)木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc,org,toy piano) 坪口昌恭(org) 水谷浩章(b) かわいしのぶ(b) 芳垣安洋(ds、perc) 小林武文(ds,perc) 上原なな江(mar, per) 相川瞳(per) Sachiko M(perc)
コーラス:サンズリバーズ(高瀬”Makoring”麻里子、飯田希和、加藤圭子)
ストリングス:金原ストリングス
音遊びの会のみなさん
筑波大付属小学校のみなさん
音響デザイン 島津楽貴
録音 NHK506スタジオ 2016年3月15,17,28日 4月26日
ミックス NHK604スタジオ 2016年4月4日~4月28日
エンジニア 高橋清孝 中井レイ
アシスタントエンジニア 森山芳晴
制作 佐々木次彦(ムスタッシュ)
スーダラ節撮影の合間の大友良英スペシャルビックバンドのメンバー達

NHK土曜ドラマ「トットてれび」
2016年5月14日
4月30日(土)放送スタート 全7回 NHK総合 毎週土曜 20:15〜20:43
【出演】満島ひかり、中村獅童、ミムラ、濱田岳、安田成美、大森南朋、武田鉄矢、吉田栄作、岸本加世子、吉田鋼太郎 ほか
【ナレーション】小泉今日子
【脚本】中園ミホ
【音楽】大友良英、Sachiko M、江藤直子、大友良英スペシャルビッグバンド
【演出】井上剛 他

Sound Exploration with Otomo Yoshihide / FEN
2016年5月14日
Japan Society(ニューヨーク)
Concert #1 Club-style Session: 19:00 – 20:00 (standing only)
Concert #2 Auditorium Session: 21:30 – 22:30 (general seating)

大友良英のJAMJAMラジオ
2016年5月13日

ソロライブ(Cleveland Musium of Art : Performing Arts Series 2015–16)
2016年5月9日
Cleveland Musium of Art(クリーブランド)
開演 19:30
5月7日 トットてれび 第二回 音楽参加メンバー
2016年5月7日
ドラマ「トットてれび」第2回、いかがでしたか。わたしはこの2回目を、黒柳徹子さんにとっても、作曲者の中村八大さんにとっても縁のある街、ニューヨークで見ました。(八大さんは60年代に、黒柳さんは70年代に住んでいたことがある街です)自分たちで音楽を作っておきながらですが、「上を向いて歩こう」のこのラストシーンで、いつも泣いてしまいます。同時にテレビジョンに関わる人間のはしくれとして襟を正す思いです。
今回、僕ら音楽チームは画面にはあまり映ってませんが、しっかり演奏してます。
錦戸亮さんやバンドのメンバー、そして出演の沢山の子ども達との「上を向いて歩こう」の収録は「潮騒のメモリー」を収録したのと同じビクタースタジオで行われましたが、本当に素敵な時間でした。当日は作曲家中村八大さんの息子さんの中村力丸さんも駆けつけてくれて(八大さんの名曲「こんにちは赤ちゃん」の赤ちゃんだった人です)、ボクには、それがとっても嬉しくて。いろいろなところで、既に書いてますが、坂本九さんは、わたしが幼少の頃、一番好きだった歌手で、今でも大好きで、おまけに、坂本九と一緒に育った甥っ子だったのが、日本のフリージャズ初期の伝説のサックス奏者阿部薫で、十代の頃、彼のライブを福島で度々見、声までかけてもらったのが、わたしが音楽の世界に入る大きな切っ掛けになったんです。阿部薫がが坂本九と一緒に育ったなんてことは、後年になって知ったことですが、でも、幼少の頃大好きだった歌手と、青年期に憧れた即興演奏家が、同じ育ちだったなんて、本当に驚きました。
実は力丸さんとは、ちょっとした縁があって、中学高校時代の音楽仲間で、オレにギターのいろはを教えてくれた桑原くんが就職した某音楽会社の隣の席で仕事をしていたのが力丸さんだったんです。そんな縁もあって、力丸さんとはその後仕事でもご一緒することになり、昨年11月には横浜の「KAAT」で中村八大さんの名曲の数々を演奏する機会も得ました。このときのコンサートには、演出の井上剛さんや、今回の音響デザインを担当している島津貴楽さんほか「トットてれび」のスタッフも多数きてくれました。
「襟を正す思い」と書きました。自分がメディアに、とりわけテレビやラジオに積極的に関わるようになったのは震災後です。「トットてれび」に出てくる時代が戦後まもなくだったことの意味と重ねあわせながら、二回目を見ました。
今回も、劇伴と劇中音楽に演奏で参加してくれたメンバー、および劇伴スタッフを紹介させてください。1月に神戸に行って録音した「音遊びの会」のみんなの演奏や、同じく筑波大学付属小学校に行って録音した子ども達の声や演奏も使われています。子ども達と録音した錦戸さんの歌、本当に素敵でした。ずっと笑顔で歌っていて、子ども達も全力で歌ってくれて、坂本九さんの面影見えてくるようで、録音時にも、ボクは感動して泣いてました。
(前回の劇伴紹介のときに水谷浩章さんの名前が抜けてました。ごめんなさい)
第二回 劇中音楽参加者
「上を向いて歩こう」
作曲 中村八大、作詞 永六輔
歌と口笛:オリジナル 坂本九
「トットてれび」バージョン 錦戸亮+沢山の子ども達
演奏
大友良英(g,編曲) 江藤直子(p,ストリングス編曲) 斉藤寛(fl) 井上梨江(cl) 鈴木広志(sax) 江川良子(sax) 佐藤秀徳(tp) 今込治(tb) 木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc,toy-p) かわいしのぶ(b) 小林武文(ds,perc) 相川瞳(perc)上原なな江(marimba,perc) Sachiko M(perc)
金原ストリングス
収録 ビクタースタジオ
劇中のテレビドラマ音楽
当時生放送だったNHKドラマの多くは映像が現存せず、劇伴の譜面も残っていないため、どんな劇伴だったかの手がかりがありませんでした。ただ幸いなことに、当時「若い季節」や「お父さんの季節」等数多くのテレビドラマの劇伴を担当されていた作曲家の桜井順さんが現役で活躍されていて、現存している当時の脚本を見ていただき、こうであったろうという譜面を書き起こしてもらうことが出来ました。その譜面を以下のメンバーで再現したものが、第2~3回目の随所で使われています。
大友良英(el-g) 江藤直子(p) 斉藤寛(fl, picc) 井上梨江(cl, bcl) 鈴木広志(sax,b-cl,) 江川良子(sax) 東凉太(sax) 織田祐亮(tp) 今込治(tb) 木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc) 水谷浩章(b) 芳垣安洋(ds) 小林武文(ds,perc) 上原なな江(marimba)
これ以外にも中村八大作曲、永六輔作詞、坂本スミ子さんが歌う「夢で逢いましょう」のオリジナルのテーマ曲が使われています。
路上音楽家
鈴木広志(sax,harmonica) 木村仁哉(tp) 佐藤秀徳(tp)
劇伴
作曲,プロデュース Sachiko M、江藤直子、大友良英
編曲 大友良英スペシャルビッグバンド
ストリングス編曲 江藤直子
ストリングス指揮 佐々木次彦
第2回目の劇伴演奏
大友良英(g) 江藤直子(p,key) 堀米綾(harp) 斉藤寛(fl, picc) 井上梨江(cl, bcl) 鈴木広志(sax,b-cl, rec,harm) 江川良子(sax) 東凉太(sax) 佐藤秀徳(tp,flh) 織田祐亮(tp,口笛) 今込治(tb) 青木タイセイ(tb)木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc,org,toy piano) 坪口昌恭(org) 水谷浩章(b) かわいしのぶ(b) 芳垣安洋(ds、perc) 小林武文(ds,perc) 上原なな江(mar, per) 相川瞳(per) Sachiko M(perc)
ストリングス:金原ストリングス
音遊びの会のみなさん
筑波大付属小学校のみなさん
音響デザイン 島津楽貴
録音 NHK506スタジオ 2016年3月15,17,28日 4月26日
ミックス NHK604スタジオ 2016年4月4日~4月28日
エンジニア 高橋清孝 中井レイ
アシスタントエンジニア 森山芳晴
制作 佐々木次彦(ムスタッシュ)

NHK土曜ドラマ「トットてれび」
2016年5月7日
4月30日(土)放送スタート 全7回 NHK総合 毎週土曜 20:15〜20:43
【出演】満島ひかり、中村獅童、ミムラ、濱田岳、安田成美、大森南朋、武田鉄矢、吉田栄作、岸本加世子、吉田鋼太郎 ほか
【ナレーション】小泉今日子
【脚本】中園ミホ
【音楽】大友良英、Sachiko M、江藤直子、大友良英スペシャルビッグバンド
【演出】井上剛 他

大友良英のJAMJAMラジオ
2016年5月6日

Project Fukushima! Solo Performance by Otomo Yoshihide
2016年5月3日
Chapel Performance Space(シアトル)
開演 20:00


『Project Fukushima!』上映会と講演
2016年5月2日
Northwest Film Forum(シアトル)
トットてれび 第一回 音楽参加メンバー
2016年5月1日
NHK総合テレビの毎週土曜夜8時15分、黒柳徹子の若き日をモデルにしたドラマ「トットてれび」がはじまりました。
演出を手がけるのは「あまちゃん」や「64」でおなじみ、わたしにとっては盟友でもあります井上剛。音楽を手がけるのは、おなじく「あまちゃん」でもコンビを組んだSachiko M、江藤直子、そしてわたくし大友良英。演奏は、大友良英スペシャル・ビッグバンドです。
今回のドラマの肝はですね、いくつかのシーンでは、実際に生演奏で、お芝居と同時に演奏してるところなんです。通常ドラマや映画で流れる音楽は、撮影や編集が終わって後から映像の上に付け加えられるか、あるいは音楽の演奏シーンであれば、事前に録音して「当てブリ」と言って、撮影時にさも歌っているかのように、演奏しているかのように、やってる「ふり」をしながら撮影するものなんです。でも今回は違います。音楽のシーンは、ほぼその場で演奏し歌っています。劇伴のように聴こえるものでも、その場で実際に演奏していたりするシーンも多数です。
え? そんなん、あたりまえやろって? いやいや、普通、そんなことやって収録するのって、技術的にも、録音的にも大変すぎてやれないんです。でも今回はやっちゃいました。「あまちゃん」を見ていた方は覚えているとおもいますが、最終回近くの鈴鹿ひろみさんが歌うシーンが、まさに生収録だったんですが、今回はそれをより発展させた感じです。明日の1回目で言えば、EGO-WRAPPIN’の中納 良恵さんがスペシャルビッグバンドとともに歌う「買い物ブギ」のシーンは全て生演奏ですので、ぜひ注目してやってください。僕らも当時っぽい姿をして後ろの方にチラチラ映ってます。(あ、オレ、最近髪の毛切ったのも、この撮影のためでした)
ということで昨夜放送された第一回の劇伴と劇中音楽に演奏で参加してくれたメンバー、および劇伴スタッフを紹介させてください。
劇伴
作曲,プロデュース Sachiko M、江藤直子、大友良英
編曲 大友良英スペシャルビッグバンド
ストリングス編曲 江藤直子
ストリングス指揮 佐々木次彦
劇伴演奏
大友良英(g) 江藤直子(p,key) 堀米綾(harp) 斉藤寛(fl, picc) 井上梨江(cl, bcl) 鈴木広志(sax,b-cl, rec,harm) 江川良子(sax) 東凉太(sax) 佐藤秀徳(tp,flh) 織田祐亮(tp,口笛) 佐々木大輔(tp) 今込治(tb) 青木タイセイ(tb)木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc,org,toy piano) 坪口昌恭(org) かわいしのぶ(b) 水谷浩章(b) 芳垣安洋(ds、perc) 小林武文(ds,perc) 上原なな江(mar, per) 相川瞳(per) Sachiko M(perc)
コーラス:サンズリバーズ(高瀬”Makoring”麻里子、飯田希和、加藤圭子)
ストリングス:金原ストリングス
筑波大学小学校の子ども達、
音遊びの会のメンバー達
音響デザイン 島津楽貴
録音 NHK506スタジオ 2016年3月15,17,28日 4月26日
ミックス NHK604スタジオ 2016年4月4日~4月28日
エンジニア 高橋清孝 中井レイ
アシスタントエンジニア 森山芳晴
制作 佐々木次彦(ムスタッシュ)
第一回 劇中音楽の生演奏参加者
買い物ブギ
中納良恵 from EGO-WRAPPIN’(vo)
大友良英(el-g,指揮) 植野隆司(ac-g) 江藤直子(p) 斉藤寛(fl) 井上梨江(cl) 鈴木広志(sax) 江川良子(sax) 東凉太(sax) 佐藤秀徳(tp) 今込治(tb) 木村仁哉(tuba) 大口俊輔(acc) かわいしのぶ(b) 東広典(ds) 小林武文(ds) 上原なな江(per) Sachiko M(electronics)
楽器協力 GOK SOUND
路上音楽家
植野隆司(ac-g) 鈴木広志(sax,harmonica) 佐藤秀徳(tp) 木村仁哉(tp) 大口俊輔(acc)
ラジオドラマ劇伴音楽家
江藤直子(作曲,celesta) 植野隆司(ac-g) 栄田嘉彦(violin)
買い物ブキ撮影の合間の大友良英スペシャルビックバンドのメンバー達










